留学情報・コラム

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留学体験記-第1回-寺崎梓(後半)

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留学までの準備

以上の理由で留学のオファーを勝ち取ったのですが、留学までの準備に何が必要であったかを話していきたいと思います。
まず、1番大切なのは、ズバリ、英語力です(これはどちらかというと、オファーを勝ち取るまでの準備かもしれません)。
これに関しては早くから始めていれば始めているほど良いと思います。実際にPIとの面接でも、英語力を評価されているのは間違いないと感じました。相手の言っていることが分からない、自分の言いたいことが伝えられなければ、まず全て始まりません。面接で聞かれたのは、「君自身の自己紹介をして。」という漠然とした質問です。正直、自己アピールは苦手な上に英語なので、さらに難易度が上がります。そのため普段からどんな質問にも英語で返せるような準備をしていました。具体的には私は1週間に4時間以上の英語の時間を設け
(in personの授業)、日常での英語の環境を増やす工夫を行い(映画、ニュース、i phoneの設定)、英語でのコミュニケーションが苦にならないように努めました。(留学先によってはTOEFLスコアやIELTSスコアを求めているところもあるようです。)

そして、2つ目は留学資金の確保です。
私の留学しているベイエリアは物凄く物価が高く、Stanfordに留学したかったけど、Living costがあまりにも高すぎて無理でした、という人もいるくらいです。私は有給での採用ですが、それでも家族5人で生活するには全く足りません。今回のグリッジ留学助成のように、留学資金を獲得すること(もちろん貯金も含めて)はとても重要と感じました。

最後に、留学したいと決めたら早めに相談・公言しておくこと、です。
医局に所属している以上、自分の都合だけでは周りに迷惑をかけてしまうので、留学先を探し始めたら、その旨を必ず上司に相談しておくことはとても大切だと思いました。留学先を決める際に、推薦状が求められるケースもありますので、水面下で行うのではなく、必ず相談しておくと良いと思います。
その他、VISA取得に関しては留学先のHR(Human Resource)とのやり取りで大体は問題なく出来るはずです。引っ越し、物件探し、現地の銀行の開設、携帯電話やライフラインの契約など、細かい準備はたくさんありますが、それは留学先の日本人グループ(割とどこでも存在します)などに連絡をとり、どのようにしたら良いか教えてもらうのが最善かもしれません。私の場合、日通の海外引っ越しの船便を使いましたが、中にはスーツケース+αだけ、という人もいました。結局現地で揃えるのと値段的にあまり変わらない可能性もあります。また、物件に関しても、たまたまStanford大学の職員用住宅を使わせてもらっていますが、大学の寮を使っている人もいれば、現地の不動産を契約している人もいたりなど、様々です。同様に銀行の開設、携帯電話やライフラインの契約もこちらに来てから行っている人の方が多い印象でした。私自身は日本でアメリカの銀行を開設したり、携帯電話を契約したりしましたが、携帯も結局こちらで契約した方が安そうな印象ですし、銀行も住んでいる地区にある銀行が便利だったりします。大変だったのは現地の小学校入学の準備でした。日本人はBCGを受けている子供が多く、ツベルクリン反応が陽性になってしまうので、結核に感染していない陰性証明が必要になりました。しかしアメリカでは簡単に病院が受診できる訳ではなく、陰性証明をもらうだけで苦労しました。

以上、留学までの経緯と、準備に必要だったものや苦労したことなどをご紹介いたしました。
次回はStanford大学での留学生活について具体的にご紹介させていただければと思います。